夏休みに旅行疲れや暑さで体力が落ちてきた時に
子どもは発熱や発疹などの体調不良を起こしやすくなってしまいます。
夏にかかりやすいウイルス感染症を紹介します。
1:咽頭結膜熱(プール熱)
プールの水を介した感性が多いことからプール熱とも呼ばれ
アデノウイルスが原因で起こります。
40度付近の高熱,のどの痛み,目の症状(充血,眼痛,目ヤニ)を発症し
リンパ節が腫れることもあります。1週間程度でおさまります。
咳,くしゃみ.タオルなどの接触で感染してしまうので
プール後にはシャワーをしっかりと浴び、目も清潔を保ちましょう
2:手足口病
口手足を中心に水泡状の発疹ができる急性ウイルスの病気です。
発熱喉の痛み食欲不振も併発し、3~7日程度で症状は治まります。
飛沫・接触感染で園で症状が見られた場合は、モノの共用は避けるようにします。
園等への出席停止の対象ではありませんが、ウイルスは症状が治まっても
2~4週間は便から排出されるので注意が必要です。
3:ヘルパンギーナ
突然の高熱と喉の奥に水泡で強い痛みを伴う夏風邪の一種です。
2~4日程度で解熱し7日程度で治まります。
飛沫・接触感染で、熱が収まるまで登園できません。
これら夏のウイルス感染症にはワクチンや予防薬・特効薬はありません。
感染予防にはうがい手洗いを欠かさずしっかりと栄養補給や生活リズムを整え
免疫力を高める身体づくりを心掛けしていきましょう。
発熱や発疹が見られたら、合併症を防ぐためにも早めに受診していきましょう。
【ItMamaより】