乳幼児のO脚とは

つかまり立ちの姿を見るとO脚であることに気付くき心配になることも。
そんなO脚での不安を解説します。

乳幼児期~2歳頃までは大多数がO脚であることが普通で
O脚の原因は”生理的O脚”と”病的O脚”があり
生理的O脚では、成長と共に自然に改善され心配は無いようです。
病的O脚では、まれに ”ブラウント病” や ”くる病” が原因の場合があり
左右で足の違いがあったり、痛みがあったりする場合があり治療が必要なようです。
・ブラウント病
 骨の成長障害で足の内側の骨の成長が阻害され、外側の骨ばかりが成長することで
 O脚として見られるとのこと。無理に赤ちゃんを歩かせるなど未発達の骨に負担を
 かけるこが原因の1つとされているようです。
・くる病
 ビタミンDの欠乏や遺伝的な要因から起こる骨の病気で、骨が変形し歩行が困難
 となったり脊髄の軟化や筋力低下などの症状が現れるようです。

O脚は歩き初めると、より目立つようになりますが小学校低学年で足の形が安定し
大人に近い形になります。
生理的O脚で湾曲が強い場合には、装具を付けて矯正することもあるようです。
また、病的O脚の場合で3歳を過ぎてもO脚が残っているような場合には
早めに小児科,専門医を受診し適切な治療をするようにしましょう。

「歩き初めが早いとO脚になりやすい」と言われていますがこれはまったくの根拠がない話でなく
未発達の段階で骨に負担をかけてしまうとプラウント病発症の原因の1つと言われているとのこと。
1歳後では無理をさせず個人差を尊重しつつ温かく見守るようにしましょう。
また、だっこ紐やおんぶ紐などもO脚の原因とは言えず、逆に脚を閉じて抱っこするのは
”先天性股関節脱臼の原因にもなるとのこと。

それほど心配のないO脚ではありますが、しっかりと観察し注意深く見守ることで
O脚での異常なサインを見逃さないようにしましょう。
【マーミーより】

okyaku