おねしょが6歳以降も続いたら要注意

4~6歳以降でもおねしょが続く場合は、「夜尿症(または遺尿症)」といい
検査や治療が必要な場合もあります。
尿は、24時間常に作られ続け膀胱に貯められていきます。
つまり脳は24時間尿を出してはいけないという指令(排尿時を除く)を
無意識に発し続けています。
この指令は「自律神経の信号」として膀胱に伝わります。

おねしょの、膀胱に伝える神経信号のどこかに異常があり
尿を出さないという指令がうまく伝わらず膀胱が緩みおねしょになってしまいます。
原因としては
・二分脊椎の異常
 二分脊椎とは脊髄の先天性形成異常のことで、脊髄神経で尿や便も
 コントロールしにくくなってしまっています。
・抗利尿ホルモンが少ない
 夜間は尿量を抑えるような抗利尿ホルモンが脳から出るのですが
 子どもはこのホルモン量が少ないのです。
・膀胱が小さい
 膀胱が小さく眠りが深いためおねしょがしやすいようです。
・膀胱炎などの感染症
 尿が通る経路に感染や炎症があるとおねしょしやすくなるようです。
・尿の出口の奇形
 後部尿道弁や尿管異所閉口という尿の出口が奇形である場合もあるようです。
・心理的ストレス
 「おねしょしてはいけない」という心理的ストレスが繋がってしまうことも

病院での治療方法は、症状に合わせた薬の処方や下着が濡れた場合にアラームが鳴り
目を覚ますという訓練し、朝に排尿時間をズラす処置をするようです。

予防方法は、
・夜中におしっこに起こしてしまうと夜間に尿を出す習慣ができてしまうため起こしてはいけません
・夕食から就寝前までは水分をコップ一杯に抑えておきましょう
・寝る前に排尿する習慣を付けるようにしましょう
・体が冷えないように下着や靴下をつけてもいいようです。
【Doctors meより】

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