過保護の行き過ぎ「ヘリコプターペアレント」とは

ヘリコプターペアレントとは、米国で生まれた言葉でヘリコプターのように
子どもの傍で管理・干渉し続ける親の事をいいます。
モンスターペアレントが、自己中心的で理不尽や要求をする親なのに対して
ヘリコプターペアレントは、親が子どもの代わりに問題自体を解決してしまう親を言うようです。

子どもに関して真面目な親であるほど、きめ細やかで真面目に対応しようとして
エスカレートしてしまい結果として”やり過ぎ育児”になってしまうとのこと。
具体的には
 ・自分でできるような事を「出来ない」と決めつけ親が全てしてしまう
 ・親の趣味思考を押し付ける
 ・危険だと思うとやる前に危険だからとさせない
 ・友達関係や遊びの種類など口を出してを親が決めてしまう
 ・忘れ物チェックなどを親がしてしまう
この様に子どもと関わっていると、子どもが自分力を身に付けるチャンスを奪ってしまうことで
・精神状態が安定せずすぐ不安になる・人間関係の構築ができない・自分で判断することが出来ない
などの影響がでてしまうようです。
また、子ども自身が感じていることでは
・不安になることが多い・人間関係が苦手・自主性に乏しい・一人で決断できない とのこと。

ヘリコプターペアレントにならない為には
子どもが何かに取り組んでいる時には、お母さんは少し離れてた所から暖かく見守ってあげる
「見守り育児」を心掛けましょう。
 ・子どもに嫌な思い,辛い思いをさせたくない・不安な気持ちになって欲しくない
という思いで先回りして対処してしまう過保護になってしまうと
子どもの成長に必要な、嫌な気持ちを自ら乗り越えていく力=自分力を付けられなくなってしまいます。

子どもが持つ”負の感情”を恐れることなく、失敗することで多くの事を学んでくれます。
それを乗り越えた時にはひと回り大きくなった姿は楽しみだと思いませんか。
herikoputa-oya