子どものウソは大人への第一歩

子どものウソは発達の視点から見ると、ウソを付けるのはコミュニケーションに必要な
”言葉の力”と”心を理解する力”が育っている表れとのこと。
ウソの付き方も成長段階によってさまざまに変化していきます。
相手にウソを付くには「現実(本当のこと)と非現実(ウソのこと)の2つを同時に頭に浮かべられる力」
と「現実を話したい欲求を押さえる為の抑制力」と2つの高度な能力が必要です。

ウソに対してはどのような対応が適切でしょうか。
・頭ごなしに怒らないこと!
 頭ごなしに怒ってしまうとその状況から逃げ出したいと思ってしまいお母さんの言葉が伝わりません。
 園児の頃では、お母さんに怒られたくないための反射的なウソであり怒る事より子どもの言い分を
 しっかりと聞いてあげて、その後にお母さんが伝えたいことを話すことで子どもに伝わるようです。

・子どものウソの上手を言ってみましょう
 歯磨きや手洗いなど、していないのに「した」と言いがちです。このような場合はしっかりとさせる事が
 優先ですから「歯磨きのにおいがしないな」「2回洗わないとばい菌は落ちないみたいよ」などウソが
 お母さんに通じないことを分からせることが効果的なようです。

・親子の会話をたくさんしていきましょう
 ウソは”言葉の力”と”心を理解する力”が成長している証拠です。これは人とのコミュニケーションを支える
 大切な力であり会話が重要になります。ウソや皮肉を理解できるようになる9歳頃までに経験する会話の
 質と量がとても大きな影響を与えていきます。
【あんふぁんwebより】

ウソを付いた時には、イライラするのではなく成長しているんだという温かい目で
見守っていくようにてしてみてはいかがでしょうか?

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