大泣き時に起こる”けいれん”とは

生後6ヶ月~3歳頃に子どもがカンシャクや大泣きをすると
一過性の低酸素状態となり、けいれんの症状がでることがあります。
これを”憤怒けいれん又は泣き入りひきつけ”といいます。

激しく大声で泣き叫んだ時に、息を吐いた状態のままで呼吸が停止したまま
チアノーゼ(顔や肌が青紫色になる状態)や意識の消失、全身けいれん、脱力
身体を後ろに反らせる後弓反張などの症状(チアノーゼ型)がでることがあります。
また、強い恐怖心や痛み、感情的な興奮でも発症(白色失神型)するとのこと。
症状は長くても1~2分程で治まり年齢とともに自然と症状がなくなっていくようです。
これは、脳がまだ未熟なことによる起こる症状で脳に異常があるわけでないようです。

対処方法として初めての場合は驚いてしまうかもしれませんが
このようなときには、抱っこして落ち着かせてあげることが重要です。
眠たい時起こることが多いようですが、起こそうとして揺するなどの刺激は与えず
安静にしてけいれんが収まるのを待つとのこと。
少し余裕があればけいれん時間をチャックしておくと診察時の参考になるようです。
けいれんを起こしやすい子どもには泣き出す前に、あやしたり、なだめたり、気をそらせる
のも予防としていいようです。

憤怒けいれんは、てんかん(脳神経細胞異常)とは異なり睡眠中には起こらないりませんが
類似した点もあるため、発症時の日時・回数・時間を記録して診察を受けましょう。
また、自閉症(脳障害)の場合でも憤怒けれんを起こしやすいようです。

乳幼児時期にお越しやすい憤怒けいれんのため、なったった場合を予め想定しておいて
パニックになることがないようにし、子どもが落ち着くよう揺らさず優しく声掛けや
背中を揺すったりして抱っこしてあげることが大切のようです。
【イクシルより】

 

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