空間認識力とは、目に見えるモノを頭の中でひっくり返して
様々な角度からとらえられる力のことです。
地図を見て行き先を把握できたり図形問題が得意だったり
上から眺めているかのように的確にモノ・人などを把握できる人は
空間認識力が優れていると言えるようです。
子どもの成長と共に、学校で身に付けていく数学や科学
スポーツや芸術面でも大切になる空間認識力は
働きかけによって劇的に伸びることが分かっているようです。
米国の研究では、空間認識力が高い人物ほど後に突出した業績を
残した人物が多いことから、空間認識力とは創造性や革新力を握る
重要な能力ではないかとされているとのこと。
空間認識力を普段の生活から伸ばしていくポイントは
・様々な形や材質のモノに触れる
様々なモノに触れたり叩いたり口に入れたりと”いじりまわす”事に
時間をかけた乳幼児ほど空間認識力が高い事が分かっています。
できる範囲で、実際に触れる体験を思う存分させてあげる機会を
作ってあげることが大切のようです。
・組み立てられるおもちゃで遊ぶ
積み木やブロックなどで遊ばせることがいいようです。
どうしたら高く組めるかな など意識すると立体的にモノを
捉える力がつちかわれます。
・形や位置関係を具体的に示す単語を使います
具体的に「四角い箱を3番目の引出にしまってね」と空間認識力を示す
言葉で話すことによって能力が高まるとのこと。
・空間認識クイズで遊ぶ
買い物先で「袋に全部入るかな?」や、台所で「切った切り口はどんな形かな?」
など楽しく一緒に考えられるようなクイズごっこをしてみましょう。
・地図を見て探検してみよう
旅行先などで地図を見ながら、地図と実際の風景を比べてみたり
地図にある建物などを発見しながら目的地に向けて散歩してみましょう。
・カメラを使わせてみましょう
様々な角度から写真を撮ることでモノの全体像をとらえらるようになるとのこと。
乳幼児から触れ合うことで能力が伸びるのであれば
いいことだらけではないでしょうか。
【It Mamaより】