子どもの高熱による『熱せん妄(もう)』とは

乳幼児がインフルエンザなどにようる高熱で「熱せん妄(もう)」といった
異常行動を起こす場合があるようです。
事故のニュースでも聞いたことがあるかと思いますが、どのような症状なのでしょうか

熱せん妄とは
高熱をだした時の異常行動をいい、幻覚や幻聴などが現れ興奮状態に陥った場合があり
具体的な行動としてはいきなり意味不明な発言をしたり
夢をみているのかと思うような、まとまりのない行動をすることをさします。
特に乳幼児では、体質的なものや脳が未発達段階で未熟性や不安定であることで
起こしやすいと言われています。

熱せん妄の原因は
脳が発熱によって異常に温度が高くなることがあるので、ノルアドレナリンやドーパミンと言った
神経伝達が大量に放出され精神神経症が現れることが知られているようです。

症状としては
・幻覚:無いモノが見えたり聞こえたりして、会話をしているような状態になってしまいます。
・錯視:何気ない壁のシミを人影と思い込んだりしてしまいます。
・幻視:何もないはずのものが見えたりします。
・幻聴:聞こえないものが聞こえたりします。
・錯乱:支離滅裂な行動をとったりします。
・異常行動:本人がしないような行動をしたりましす。
・その他:夜中に飛び起きたり、なかなか寝付かないような場合もあります。

インフルエンザとの関連性では、
高熱であることが要因なので直接的関連性は無いようです。またインフルエンザ脳症と異なり
熱せん妄は、一時的なもので後遺症もないとのこと。

対処法としては
しっかりと見守り、服薬など医師からの指示を守り「熱性けいれん」などの症状が現れたら
早急に受診するようにしましょう。
【Doctors meより】

netusenmou