子どもの偏食にはどのように付き合う?

好き嫌いをなくそうと色々と工夫しているのに
嫌いなモノをなかなか食べてくれにことに悩んでいるお母さんの多いのでは。

子どもの偏食の理由のひとつは、防衛本能があるようです。
人間は本能的に、甘味・塩味・旨味を好みます。
これは生きていく上で不可欠なエネルギーやミネラル,タンパク質を見抜き
一方、苦み,酸味は毒物や腐敗物を見抜くシグナルとなっているようです。
本能的に良く無い物として認知されているため、子どもは苦手な事が多いとのこと。
子どもの味覚は大人の3倍敏感なため、好きか嫌いがハッキリでやすいとも。

もうひとつの理由には、環境要因もあるようです。
子どもの味覚の形成に感情の影響が大きく関わりがあり
『栄養の為に食べる』というより、『甘いから・好きだから』と
感情的にとらえる傾向があるのでお腹が空いた時に食べた満足感や
楽しく食事をした経験が子どもの 美味しい と感じる感性を育てます。
 お腹が減っていないのに食べさせられた,
 一人で食べてつまらないと言った嫌な思いをした
 料理が食べにくい,見た目が苦手といった食体験
などからその食べ物が嫌いになることが多いようです。

子どもの頃に嫌いなものが大人になったら味覚が変わり
食べられるようになるのはよく聞く話しですよね。
味覚の発達は10歳頃までで成長することで味覚センサーが1/3になり
苦手な味が感じにくくなってくるようです。
また、食体験が増えることも味覚に変化をもたらし
さまざまな料理や食材に触れることで味の好みが変わり受け入れられるようになるので、
無理強いすることなく、「美味しいね」と一緒に楽しみながら食事をして
苦手だったものが食べられたなら「えらいね」と褒めてあげることで
だんだんと味の幅が広がっていくようです。
家族と一緒に食事する,会話を楽しむ ことを意識することで
苦手意識が緩和していくので、
子どもに嫌いなものや、苦手なものがあっても親が焦らないことが大切。
感情的に怒ったり無理強いしてしまうとますます食べられなくなってしまうようです。

なかなか偏食が改善しなくても不安に思うことなく、そのうち食べれるようになると
長い目で根気よく味覚の成長に付き合ったいくことが重要のようです。
【ママテナより】

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