子どものたんこぶ 症状別の対処法

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子どもが頭を打って、たんこぶができてしまうことも。
そんな時は放っておかずその後のケアをしっかりと行い変わった様子が無いか
観察してあげることが大切なようです。

子どもは頭が大きいため、転びやすく頭をぶつけてたんこぶを作ることもよくあります。
特につかまり立ちやヨチヨチ歩きを始めたばかりだと、バランス感覚や筋力が十分ではありませんが
好奇心旺盛であっちこっちに動き回って、ちょっとしたことでバランスを崩してしまいます。
身体をぶつけると、打った場所や強度によって様々な影響がでてしまうことも。

子どもがこぶができた直後は平気そうに見えてもすぐに症状がでにくく
数時間後には嘔吐などの症状がでてしまうこともあるため
最低6~12時間間くらいは自宅で安静にて様子を見てあげるようにしましょう。
特に2歳未満の子どもが頭を打ってこぶができた場合は、様子の変化を見逃さないように
しっかりと観察する必要があるとのこと。

たんこぶが出来た時のポイントは
<しばらく様子を見る場合>
 ・頭を打ってすぐに泣いた時
 ・たんこぶ以外の症状がない時
 ・いつのと表情や手足の動きに変わりがない時
たんこぶの箇所を冷却剤などで20分程冷やしてあげましょう。
しばらく様子を見て念のため、小児科を受診するようにしましょう。
入浴はこぶを悪化させてしまう恐れがあるので入浴は短時間にしましょう。

<すぐに救急医療病院を受診する場合>
 ・大人の親指以上のたんこぶができている時
 ・吐き気や嘔吐の症状が繰り返し現れる時
 ・たんこぶから出血している時
 ・頭を打ってから泣くまでに数十秒かかった時
出血していたら圧迫止血を行うようにして下さい。

<救急車を呼ぶ必要がある場合>
 ・ぶつけたところがへこんでいる時
 ・くったりとして意識が朦朧としてい時
意識が無い,痙攣を起こしている 時は救急車を呼んで下さい。

たんこぶができると、脳に損傷を起こしている可能性もゼロではなく
たんこぶ以外に目立った症状が無くても2日程度様子をみるようにしましょう。
受診をした後でも以下の症状が現れた場合は再度受診するようにしましょう
・頭痛がひどくなり起きていられない状態
・フラフラしてまっすぐに歩けない / ・38度以上の熱がでている
・顔や手足に力が入らない / ・水分が取れない
・寝てばかりで眠気が強く起こしても起きない程熟睡している
・顔色が悪い / ・2,3回以上嘔吐をする
・目が見えづらいしぐさをしている

こぶができてしまったら、できるだけ冷静に状況を判断し気持ちを落ち着かせます。
「何かおかしい」と感じることがあれは、
すぐに受診し大丈夫なことが確認できれば安心できることでしょう。
ケガを完全に予防することは無理でも、対処方法を知っていれば慌てることは少なくなることでしょう。
もしもの場合に備えて母子手帳や保険証を持っていればより安心ではないでしょうか。
【こそだてハックより】

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