液体ミルクとは、最初から液体状態での乳児用ミルクを言い
哺乳瓶を消毒したりお湯を沸かしてミルクを溶かす必要もなく
海外では一般的のようです。
ミルクを作る手間も省け、授乳できない環境やレジャーにも便利で
常温保存で５ヶ月～１年と長く災害時にも重宝されることでしょう。
しかし残念ながら日本では発売されていないのです。
それは、粉ミルクなどの乳製品については
厚生労働省の「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」
によって成分などの規定が細かく定められているのですが
液体ミルクについてはまだ規定自体が無ないので国内での製造ができないようです。
また販売するにしても消費者庁の許認可が必要で、
赤ちゃんが飲む製品では高い安全性が求められ販売自体の基準が厳しいとのこと。
しかし、全く販売される可能性がないかというとそうでもなく
最近乳児用液体ミルクの規格について検討が始まっているようです。
（厚生労働省 検討議事録）
日本でもネット通販で購入することも可能なようですが
関税や送料などを考えると、価格が３倍程度になってしまい
日常的使うことはできないことや
海外からの通販品では、日本の粉ミルクに使われていない添加物
が入っている場合もあり安全性も面からも不安が残ってしまいます。
しかし、非常用として万が一の時にも備えておけば便利ではないでしょうか。
