アトピー性皮膚炎の新薬発売

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アレルギー疾患のアトピー性皮膚炎の治療には
薬物療法,スキンケア,悪化原因の排除g基本で
炎症を抑えるステロイドやタクロリムスの塗り薬を使用したり
肌の清潔を保ち、保湿薬の塗布,ダニ・ホコリなどの除去なども重要です。

なかなか完治が難しく、痒みの辛さに苦しむ患者が多く
「生活に影響がある」では86%,「精神面に影響」でも79%
の実情があるようです。

そんななか、仏大手製薬会社「デュピクセント」がアトビー初のバイオ医薬品を発売しました。
化学合成された成分でなく、抗体(たんぱく質)を使用し15歳以上で
症状が重くステロイドでは効果が不十分な場合の対処薬とのこと。
アトピーはアレルギー物質に過剰反応して「Th2細胞」という免疫増加。
新薬ではそのTh2細胞が大量に放出するたんぱく質「インターロイキン4と13(IL-4or13)」
により炎症反応を引き起こすことに注目し、新薬ではこの影響を阻止することで
炎症を抑える仕組みとのこと。

この新薬の副作用として、アレルギー性結膜炎や頭痛などの症状がでる可能性があるものの
症状は軽く抑えられるようです。
しかし、新薬はせんそくも改善するが気管支拡張薬の使用を中断するとぜんそくが急激に
ぜんそくの症状が悪化してしまうという合併症を発症してしうようです。

新薬は、初回600mg,2回目以降300mgを2週間ごとに注射。
価格は、2回目以降で1回8万1640円。保険が適用され1~3割負担のようです。

負担が増えてしまいますが、生活や精神的負担が軽減されるようであれば
使用してみる価値はありようですね。
【yomiDrより】

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